トレーニングデータのファイルフォーマットについて(GPX,TCX等)

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こんにちは

昨日の記事で、ちょっと気になったので日頃サイコンのトレーニングデータ等でお世話になっているトレーニングデータの

ファイルフォーマットについて、少しだけ調べてみました。

ターゲットのシステムは、Polar FlowのWEB版からエクスポートしたファイルを解析します。

他のシステムでも取り決めは有りますので、似たような物かと思います。(CSVは怪しいかも?)

Polar Flowのエクスポート画面はこんな感じでファイルフォーマットを3種類から選択してダウンロードします。

扱いは、TCX,CSVがトレーニングデータ、GPXはルートデータだけの様です。

本来のGPXデータはトレーニングデータを格納できるはずですので、扱いの問題ですね。

Polar Flow Export

分かりやすそうな、CSVから見ます。

1,2行目が全体的な設定情報だったり、統計情報の様です。

1行目がヘッダ行、2行目がデータですね。名前出てますが今更なんでモザイクしませんでした(^^;

polar flow csv

1行目のデータは以下の内容でした。見ればなんとなる分かりそうな感じですね。

Name
Sport
Date
Start time
Duration
Total distance (km)
Average heart rate (bpm)
Average speed (km/h)
Max speed (km/h)
Average pace (min/km)
Max pace (min/km)
Calories
Fat percentage of calories(%)
Average cadence (rpm)
Average stride length (cm)
Running index
Training load
Ascent (m)
Descent (m)
Notes
Height (cm)
Weight (kg)
HR max
HR sit
VO2max

4行目以降がトレーニングデータ、3行目がトレーニングデータのヘッダ行ですね。

トレーニングデータの表示内容は以下の感じです。

Sample rate
Time
HR (bpm)
Speed (km/h)
Pace (min/km)
Cadence
Altitude (m)
Stride length (m)
Distances (m)
Temperatures (C)
Power (W)

見ると分かりますがサンプリングレートは1秒でした。1秒毎に記録されています。

パワーメーター等はついてませんので、当然ブランクです。

Stride length(歩長)が有るんですが、A360で出てたりするんでしょうか?今度見てみようかなと。。

CSVファイルは、まあまあ分かりやすいですね。

脱線しますが、最大速度が145.1kmと自転車とは思えないデータが記録されています。

見たら5秒だけ変なデータが記録されています。

ケイデンスや心拍数も似た感じで同じぐらいの量でおかしなデータが混ざってます。

ケイデンス0で超高速なんであり得なさそうですね。

全体的には75441秒のデータなので、0.0066%と非常に小さいんですよね。

ただ、最大値とかに記録されるのが不自由です。stravaに連携されるとカットされる様で、良さそうな最大値が出るんですよね。

今後に期待かな。。

ただ、BlueToothのプロトコルを考えると、通信状態でのエラーは考えづらいので、V650の内部処理の問題か、センサー側の問題かなと思います。これだけの為に買い換えるのもね。。

Polarの純正のはスピートドとケイデンスが別々なのもちょっと。。です。

max

GPXデータを見ます。

XMLフォーマットのデータで、改行が無いので見づらいのブラウザの機能を使ってみます。

こんな感じです。

時刻、緯度、経度、高度だけが並んでます。

その時間の位置情報と高度がだけが、1秒単位で記録されています。

このページにまとまってましたので、詳細は以下のページで見れます。

→ GPX: the GPS Exchange Format

gpx

TCXですが、どうもガーミンが取り決めたフォーマットの様ですね。

知らんかったです。GPX同様にXMLで記載されています。

XMLを見ると、ネームスペースに以下のURIが記載されていますので、間違いなさそうです。

<TrainingCenterDatabase xmlns=”http://www.garmin.com/xmlschemas/TrainingCenterDatabase/v2″>

で中を見るとこんな感じです。

最初にCSVと同様に基本情報や統計情報があり、その後に時刻ごとの位置情報等が記録されています。

ファイルフォーマットの詳細情報は以下のページに記載されていました。

→ Training Center Database XML by Garmin

時刻毎のデータは、時刻、位置(緯度経度)、高度、距離、心拍数、ケイデンスが記録されています。

最後のSensorStateってなに!?と思って上のリンク先を見たら。。

以下の様でした。センサーの有無を記録する様です。V650の場合、Present一択なんでしょうね。

Present
Absent

 

tcx

と言う感じで、Poar Flow+V650の場合のデータでした。

どれをとっても結構単純なので、手動でも作れそうな感じでした。XMLのメリットなんですけどね。

 

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