ホローテックBB(BB-R9100)のゴリゴリの原因を確認してみました

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こんにちは

少し前(昨年の11月)にバイクをオーバーホールした際に外したBB(ボトムブラケット)を手で回してみたら、ゴリゴリ、ジャリジャリしてたので交換しました。

この記事です。

→ ロードバイクをオーバーホールしました(その4)

BBを一回外して再度つけようとして手で回してみたら、ジャリジャリ?ゴリゴリした感触だったので、交換しました。

元のは、少し奮発してDura-Aceグレードの(BB-R9100/Amazon)だったのですが、14ヶ月の5000km弱でしたので、予想より寿命が短かったのと、下のグレードのとの差が分からなかったのもあり、割高感から安い方(SM-BBR60 BSA/Amazon)に変更しました。

 

故障原因ですが、BB内部のベアリングに不具合があるだろうなと思いつつも、暇な時に分解してみようと思って忘れました(^_^;

先日、仕舞ってあるのを発見したので、ジャリジャリの原因が分かると良いなと思って分解してみようと思います。

 

BBを持ってきます。

このボトムブラケットはBB-R9100です。

中央の樹脂?製の」筒の両側にシールドベアリングが入ってます。

両側のベアリングが入ってるパーツ(ケース?)はほぼ同じです(と思う)が、切ってあるネジの方向が違うだけじゃないかと思います。

ちなみに両方共にジャリジャリしてます。

表側から見ると、こんな感じで中央にあるグレーのパーツは防塵か防水か分かりませんが、シールの様です。英語で分解するな!「DO NOT DISASSEMBLE」とあります。

実は、今ついてるSM-BBR60の方も分解した事がありますが、このグレーのシールを破壊無く分解するのは簡単じゃなさそうです。毎回、綺麗なままじゃはずせてません。(^_^;

裏側から見るとこんな感じです。

分かりづらいですが、一番内側に見えるのがベアリングで、裏側はシールがありません。

余談ですが、このベアリングを打ち出そうと思いましたが、工具を掛ける場所が小さくて挫折しました。ちゃんとした工具が無いと難しそうです。

 

シールを無理やり外したら。。割れました。(^_^;

BB本体側にはベアリングが見えてます。

シールを横から見ると、こんな形状です。ピンずれしましたが、手で持ってる写真の上側がBBの外側、下側が内側になります。写真だと分かりづらいですが、下側が多少出っ張ってまして、ベアリングの内側に引っかかります。返しはないので外しやすそうな気もしますが、これが意外と外れません。後で戻してみましたが、入れる時も結構キツキツだからなんでしょう。

ついでなので、ベアリングのシールを外してみます。右側が外したシールで内側は金属じゃありませんでした。

ベアリング中の玉ですが、かなり小さかったです。

 

ここで、ベアリングを回してみましたが、全く問題ありません。

ベアリングが原因ではない様です。

 

と。。言う事は?

BBのシールと、ベアリングのシールの外側にグリスが入っていた(と思う)のですが、汚れてるなと思いました。

拭き取ってみます。グリスと思われる物が黒いのはさておき、指で触ってみるとかなりの量の砂みたいなのが混ざっていてグリス自体がザラザラです。と言う事は、ベアリングの外側と、外側のシールの間に入ってしまった砂などがジャリジャリしているだけでした。

 

と言う事は、シールを上手いこと外して掃除が出来れば、復活可能です。

再利用するつもりがなかったので、破壊前提で外してしまったのが失敗しました。

折角なので、反対側を壊さずにはしててみようと思います。

細い物を3箇所入れて押してみましたが、ピッタリフィット過ぎて外れません。

諦めて1箇所に細いマイナスドライバーを入れて叩いてみたら、外れました。

残念な事に、少し割れました。(^_^;

薄い板等を入れて一周分押さないと綺麗に外せない気がしてきました。ただ結構薄くないと入らないと思われ。。無理ではなさそうですが、器用さを要求されそうです。万力みたいなので抑えられれば、両手が空くのでできるかも?

と言う感じで、自分の場合は、外側のシールの内側に入った砂等による物が原因でした。

抵抗も大きくないので、そのまま使ってもBBのシール辺りが、すり減るぐらいのものかと思われます。気持ち悪いですが。。

自分の場合は、雨の中をブルベで数百km走るとか。。ロードバイクと考えると割と過酷め?かなと思うのが原因かも知れないなと思いました。

それでもベアリングと言うか、シールの内側まで入った様な汚れはなかったので、BBを守る為のシールの性能は十分あると思いました。外側のシールが耐えられなかったみたいです。

なので、ベアリング自体に影響が短距離で出るとは思えない事から、その側のシールがシール性能を落としてでも脱着できれば、色々解決しそうですが、それをするとシール性能が落ちるのかも知れませんね。

 

一応原因が分かったので記事にしてみました。

 

今のBBのジャリジャリしたら、メンテが面倒でシマノに交換してしまいましたが、TOKENのBBを保管してあるので、戻そうかな?とか思ってたりします。

→ BB交換しました(Dura-Ace)

それか、シマノのBBのシールをうまく外す方法を考えるかな。。難しそうですが。。

ノーメンテで安い!とシマノのBBを入れてましたが、一長一短かも知れません。

あと、書き忘れましたが、(BB-R9100/Amazon)と(SM-BBR60 BSA/Amazon)ですが、BBの外形(口径?)やBBのサイズは違いましたが、基本的な構造は同じでした。

 

 

 

 

 

 

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コメント

  1. しげさんへ
    BB-R9100のじゃりじゃり感はシール部にごみをかんでいたことが原因なんですね。
    てっきりベアリングが小さくなって耐荷重が小さくなり耐久性が落ちたのかな?っと思っていましたが。そうではなかったのですね。
    しかし、ある意味納得できない症状ではないでしょうか?
    それでも分解整備できればまだ良いかな?っとも思いますが、現実はできないですしね。
    旧型?のBBのほうが長持ちしそうですね。
    自分のロードバイクは全てBB30かPF30なので調子が悪くなっても整備は簡単です。
    まぁ、調子が悪くO/Hするときはベアリングも交換しますが。
    ただ、ステンレスの接触シール(ゴムシール)タイプの規格品ベアリングが意外と高額なのが痛いですが。

    • ブラザー弟さん
      コメントありがとうございます。
      そうなんですよね。シールの内側に砂みたいなのが結構入ってました。
      ネットでブラザー弟さんがおっしゃる様にベアリングが小さくなって、9100は耐久性が低いってのを見てたのでてっきりベアリングかとおもってました(^_^;
      これだけシールの内側に砂が入って、しかも分解掃除できないとなると、耐久性が低いとしか言いようがありませんね。(^_^;
      せめてシールが簡単に剥がせればいいのですけど。。
      割り切ってBB30みたいな構造の方がいいかもしれません。
      ベアリングも精度が上がると結構良い値段がしますよね。